「ザ・ベストテン」4要素大研究
1982(昭和57)年08月05日 第234回放送分
8月初めの回です
(オリ=オリコン、リサ=ミュージック・リサーチ、ラボ=ミュージック・ラボ)
先週 今週 タイトル アーティスト 総合得点 レコード売上 有線放送 ラジオ ハガキ
オリ リサ ラボ 総合
1 1 ハイティーン・ブギ 近藤真彦 9782 1 2 1 1 6 1 1
2 2 聖母(マドンナ)たちのララバイ 岩崎宏美 9369 3 3 2 2 1 2 5
9 3 $百萬BABY Johnny 8233 5 6 5 4 12 6 6
3 4 ラ・セゾン アン・ルイス 7326 4 5 4 3 3 13 17
6 5 匂艶 THE NIGHT CLUB サザンオールスターズ 7273 10 11 10 9 5 11 7
8 6 聖・少女 西城秀樹 7269 13 12 9 23 5 3
5 7 夏のヒロイン 河合奈保子 7223 14 9 8 8 - 3 4
12 8 サマーツアー RCサクセション 6809 9 10 6 7 16 7 16
7 9 北酒場 細川たかし 6766 7 7 3 5 2 10 25
11 10 YES-YES-YES オフコース 5993 16 19 11 11 4 18
4 11 ”おまえにチェックイン” 沢田研二 5973 18 21 13 8 12 8
19 12 哀愁のカサブランカ 郷 ひろみ 5916 8 4 12 6 4 18 23
10 13 赤道小町ドキッ 山下久美子 5516 15 15 7 7 8 28
14 小麦色のマーメイド 松田聖子 5426 2 1 10 - 15 14
13 15 だって・フォーリンラブ・突然 三原順子 5283 11 14 15 18 24 9
15 16 原宿キッス 田原俊彦 4570 - - - 9 9 2
18 17 契 り 五木ひろし 4250 26 18 14 15 23 13
17 18 もう一度逢えますか 八代亜紀 3730 25 27 22 - 14 11
28 19 100%…SOかもね! シブがき隊 3626 6 8 - - 15
14 20 男の勲章 嶋 大輔 3366 24 24 16 25 17 22
* NINJIN娘 田原俊彦 発 売 2 週 前 10
* 愛の終りに 高田みづえ 10
レコード売上げで、ミュージック・ラボのみ新しい集計データがないので、先週分を再使用する8月最初の週の分です。この期間に発売され、上位に初登場していた曲は「未」と表記しています。

松田聖子の「小麦色のマーメイド」のレコード売上げでの順位点(順位の数字をそのまま点数化したもの)の合計は、2位(オリコン)+1位(ミュージック・リサーチ)+31位扱い(ミュージック・ラボ)=34となり、
「レコード総合売上げ」部門の集計では10番目となっていました。
西城秀樹の「聖・少女」も13位+12位+9位=34となりますが、順位点が同数の場合はオリコン登場週数(この時は1週目と6週目)の若いほうを上位とする規定がありました。

ザ・ベストテンでのレコード売上げ部門が、オリコン、ミュージック・リサーチ、ミュージック・ラボの各音楽業界誌3誌のデータを採用しているということは、一部の雑誌で公表されていたようです(以下に、判明している分を原文のまま掲載しておきます)。

「サンデー毎日」1978年8月20日号⇒音楽業界誌(オリジナル・コンフィデンス、ミュージック・リサーチ、ミュージック・ラボ)による
「バラエティ」1979年10月号⇒オリコン、リサーチ、ラボの各3紙をデータとする
「女性自身」1980年4月24日号⇒オリジナル・コンフィデンス、ミュージック・リサーチ、ミュージック・ラボの専門3誌による
「週刊平凡」1980年10月2日号⇒業界誌(レコード売り上げにより順位をつけた情報誌。オリジナル・コンフィデンス等)3誌のデータ

当時、レコード売上げ調査会社として、オリコンは知名度を上げつつありましたが、他にミュージック・リサーチやミュージック・ラボという会社があるということ自体、一般にはほとんど知られていませんでした(いずれも現在は廃刊)。それ故その3社を使用しているという情報を得て認識していた人も限られていたことでしょう。ましてや「1社(ミュージック・ラボ)のみ集計休みの週があって先週分を再採用している」というカラクリは、たとえヒット・チャートに詳しい人でも把握するのは極めて難しい時代でした。

そのような中で、番組冒頭で発表されていた4要素のうちの「レコード総合売上げベスト10」に注目することが出来ました。
オリコンと「レコード総合売上げベスト10」の順位を比較して、「オリコンでは〇位なのにベストテンでは△位になっている」というように、その順位の乖離が大きいことに違和感を覚える声がぼちぼち出始めても不思議なことではなかったのかもしれません。なにしろ松田聖子の場合は、この時期に2年連続ということになってしまっていましたから。


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