「ザ・ベストテン」4要素大研究
1989(平成元)年06月08日 第587回放送分
田原俊彦の「4要素すべて1位」と「年間1位」について
(オリ=オリコン、リサ=ミュージック・リサーチ、ラボ=ミュージック・ラボ)
先週 今週 タイトル アーティスト 総合得点 レコード売上 有線放送 ラジオ ハガキ
オリ リサ ラボ 総合
1 1 嵐の素顔 工藤静香 9399 3 3 2 3 1 1 5
4 2 夢の中へ 斉藤由貴 8800 4 4 6 5 2 4 6
5 3 LIAR 中森明菜 8799 5 5 4 4 5 5 4
6 4 Diamonds(ダイアモンド) プリンセス・プリンセス 8764 2 1 3 2 7 2 13
2 5 ごめんよ涙 田原俊彦 8666 6 7 7 7 3 3 2
3 6 Return to Myself~しない、しない、ナツ。 浜田麻里 8498 1 2 1 1 9 6 16
7 7 恋 人 徳永英明 7130 13 12 11 15 7 1
8 8 涙を見せないで~Boys Don't Cry~ Wink 7098 9 11 12 10 11 8 7
11 9 Fade Out 小泉今日子 6694 10 9 9 9 26 9 9
10 10 ともだち 中村あゆみ 6496 7 8 8 8 23 12 17
9 11 Room チェッカーズ 6168 18 18 16 4 11 3
13 12 ボクらの夢によろしく CHA-CHA 5063 14 13 14 - 21 12
13 17才 森高千里 4933 8 6 5 6 - - -
12 14 SOMEBODY’S NIGHT 矢沢永吉 4901 11 14 10 14 17 -
20 15 大迷惑 ユニコーン 4129 12 16 17 - 19 23
19 16 Boogie-Woogie Lonesome High-Heel 今井美樹 3831 15 10 13 - 26 -
16 17 プリズム・レインに包まれて 杉山清貴 3695 16 15 15 - 16 30
17 18 Love Letter 酒井法子 3660 21 20 18 - 13 19
14 19 Vanity Angel レベッカ 3194 19 17 19 - 15 29
18 20 BE MY BABY COMPLEX 3067 27 21 24 8 10 28
* 男の情話 坂本冬美 10
* 愛を走らせて 島田奈美 8
* Love is Magic C-C-B 10
* 酔いどれて 桂 銀淑 6
88年5月12日放送分の所で、「4要素が同時ではないけれども、最終的に4要素ともすべて1位の曲」(12曲)を取り上げましましたが、「4要素同時1位」の西城秀樹「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」を含めて、いずれも男性アーティストで計8組13曲でした。その8組は達成順に、世良公則&ツイスト、西城秀樹、寺尾聰、松山千春、イモ欽トリオ、チェッカーズ(3曲)、少年隊(2曲)、光GENJI(3曲)でした。

ここでは田原俊彦の場合をみてみます。

◎ラジオ・ハガキ・レコード総合の3要素では1位を獲得した曲と有線放送最高位、総合最高位
(ただし、レコード総合売上げでは1位でも、3社とも1位でない場合は付記)
〇「ハッとして!Good」(80年、2nd)有線18位、総合1位
〇「恋=Do!」(81年、3rd)「有線5位」、総合1位
〇「キミに決定!」(81年、5th)有線10位、総合2位…レコードでオリコン2位、リサーチ2位
〇「原宿キッス」(82年、9th)有線6位、総合1位…レコードでラボ2位
〇「NINJIN娘」(82年、10th)有線7位、総合1位…レコードでオリコン2位、リサーチ2位、ラボ2位
〇「誘惑スレスレ」(82年、11th)「有線5位」、総合1位…レコードでラボ2位
〇「ピエロ」(83年、13th)有線10位、総合1位
〇「シャワーな気分」(83年、14th)有線18位、総合3位
〇「さらば‥夏」(83年、15th)有線9位、総合1位…レコードでラボ2位
以上、9曲(レコード・オリコン1位では7曲)も有りました(ただ3社とも1位だと4曲、加えて総合も1位だと3曲になります)。田原俊彦としての有線放送の最高順位も、ここまで5位が3曲(※)と有線放送ランキングには、かなり苦戦を強いられてきていました。
※あと1曲は「悲しみ2(TOO)ヤング」(81年、6th)←レコード総合が2位(ラボで1位)で2要素1位(総合ランキングでも最高は2位)止まり


◎レコード総合・ラジオ、そして有線放送の3要素では1位だが、ハガキリクエストが2位
〇「ごめんよ涙」(89年4月発売、35th)
レコード総合売上げ1位⇒「華麗なる賭け」(85年、23th)以来4年振りの1位
ラジオ1位(2週)⇒「さらば‥夏」以来6年振りの1位
有線放送1位⇒「抱きしめてTONIGHT」(後述)以来2曲目の1位
ハガキリクエスト2位⇒5月18日に5位→2位へと上昇したもののその2位が最高位。同じ日に3位→1位と初の1位を獲得し、以後7月6日まで8週連続1位の徳永英明「恋人」に1位の座を奪われました。その間2位6週、3位2週(更にその後にも2週)と、トップ3内には計10週入りましたが、ハガキ部門では一度も1位を奪取出来ませんでした。

総合ランキングでは5月4日から5月25日まで4週連続1位(自身最多タイ)を記録していました。
各要素では有線放送でも1位になったのですが、よりによって圧倒的な強さを誇っていたハガキリクエストでのみ1位を逃し、「4要素すべてで1位になる」が実現出来なかったことは運命のいたずらとでも言うべきでしょうか。


☆田原俊彦「4要素すべて1位」への参考データ
①田原俊彦のハガキ部門1位獲得曲27曲の内訳
1st「哀愁でいと」(80年6月発売)から24th「It's BAD」(85年11月発売)まで5年半に渡り24曲連続
27th「あっ」(86年9月発売)
30th「どうする?」(87年9月発売)
32th「抱きしめてTONIGHT」(88年4月発売)

②徳永英明の楽曲のハガキ部門最高位、及び総合最高位とベストテン内週数
「輝きながら…」(87年7月発売)→ハガキ3位、総合2位(4週)・10週
「風のエオリア」(88年2月発売)→ハガキ3位、総合4位・4週
「最後の言い訳」(88年10月発売)→ハガキ3位(5週)、総合4位・8週
「恋人」(89年4月発売)→ハガキ1位(8週)、総合6位・5週

③田原俊彦「抱きしめてTONIGHT」(88年4月発売、32th)のランキング・データ
総合順位では、1位通算4週、ベストテン内は14週(デビュー曲と並ぶ自身最多タイ)
有線放送⇒1位11週連続
ハガキ⇒1位8週連続
ラジオ⇒2位5週連続(1位阻止は浅香唯「C-Girl」3週、中森明菜「TATTOO」2週)
レコード売上げ⇒レコード総合3位(発売5週目から2週連続)
オリコン3位(発売8週目から2週連続)、ミュージック・リサーチ3位(発売6週目から2週連続)、ミュージック・ラボ2位(発売5週目)
※有線放送では念願の初の1位を獲得しています。4要素では2要素1位でしたが、ロングヒットとなりました。


このように、長年の懸案だった有線放送1位を獲得した「抱きしめてTONIGHT」と「ごめんよ涙」の2曲でも、残念ながら「4要素すべてで1位になる」は叶いませんでした。
けれども「抱きしめてTONIGHT」では、演歌勢が有利ではなかろうかと言われていた年間総合ランキング第1位と有線放送の年間第1位を唯一同時に、しかもアイドルとして成し遂げていることは特筆に値する記録と言って差し支えないかもしれません。


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